エグゼクティブのための転職最強マニュアル

採用を成功させるには

エグゼクティブな人材を採用するためのコツを紹介しています。

成功のための採用ステップ・面接のコツ

どのような企業でも、最適な人材を採用することが、企業の成功において非常に重要となります。しかし、その「適切な人材」を採用することが意外にも難しく、数多くの人事担当者やマネージャーがこの問題に頭を悩ませています。

なぜ、適任と思われる人材の採用が難しいのでしょうか。それは、その会社の人事担当者やマネージャーが、適切な採用方法を取っていないからにほかなりません。

採用のやり方というのは、高校や大学、ビジネススクールでも教えていないので、いくら採用マネージャーが努力し、独自の採用方法を作り出したとしても、その結果は50パーセントの確率で失敗しているという話すらあります。

ここでは、企業が採用に失敗しないためのポイントや注意点をステップごとに紹介します。

STEP1.「欲しい人材」を明確化する

まず、人材募集の広告を作る前に、いま、会社に必要な人物の成果指標を書き出します。それもできるだけ細かく具体的にすることで、より「欲しい人材」が明確になります。

STEP2.自社の社風を客観視する

転職希望者全員が、社風になじめるわけではありません。自社の文化において、どの要素を採用候補者に求めるかを決めます。

STEP3.面接の準備をする

求職者側もそうですが、採用者側も面接の準備が不可欠。求職者の履歴書に目をしっかりと通し、資質や仕事上のスキルに関する情報を引き出す質問を考え、紙に書き出しましょう。

会社や職務の利点をいか伝えるかを考え、また、お互いに気が散らずに落ち着いて話ができるよう、適切な場所を確保することも大切。さらに、面接に参加する全員に求職者の履歴書や質問事項を共有しましょう。

STEP4.求職者の面接をする

これまでの職歴について、「最大の実績」や「上司からどのような評価を得ているか」、「会社を辞めた理由」など、ここではかなり突っ込んだ質問をするべきでしょう。

そして、求職者の回答にはしっかりと耳を傾け、後で参照するためにもメモ帳などにしっかりと書き留めてください。質問をはぐらかそうとしていたら要注意。必要があれば、さらに探りを入れてもいいでしょう。

求職者個人の業務スタイル、態度、価値観にしっかり注意を向けていれば、その人の適正に関して公正な見方ができるでしょう。

STEP5.こんな求職者には注意すべき

過去の過ちに対して無責任な態度を取っている、在職中の会社についてほとんど良く言わない場合は要注意です。

マーシャル・ゴールドスミスが挙げている「20の悪癖※」が当てはまっているか、という点も判断の決め手になります。

※極度の負けず嫌い、人を傷つける破壊的なコメントをする、「いや」「しかし」「でも」で話を始める、きちんと他人を認めない……等々。

STEP6.求職者の情報を整理する

面接を終えて求職者が帰った後、できるだけ早く面接中に書き留めた内容を整理しましょう。そうすることで求職者の性格や印象が色褪せる前に、多くの情報を見返せます。また、他の求職者との比較・判断材料としても利用できます。

STEP7.採用前にもうひと押し

採用する求職者を決定し、その旨を連絡する際、彼らが気にする「5つの要素」に留意しましょう。「5つの要素」とは「会社との相性」・「入社に向けた家族の支援」・「意思決定の自由」・「待遇と栄誉」・「楽しさ、やりがい」を指します。

以上、これらの採用のステップを踏むことで、採用の成功率は格段に上がるはずです。コストと時間を節約すると同時に、会社にとって適切な人材を確保してください。