エグゼクティブのための転職最強マニュアル

転職のタイミング

ハイクラス転職に最適とされるタイミングを紹介しています。

ハイクラス転職はいつやるべきか

ハイクラス人材は、転職すべきか否かの判断材料を、しばしば第三者(コンサルタント)に求めます。自分が転職すべきかどうかの判断材料は5つ。今の職場とポジションについて確認してみてください。

  • 業務は順調にこなしているが、こなしているだけで「成長している」という実感がない(もしくは薄らいでいる)。
  • より広い範囲での役割と責任を持って仕事をしたいが、上位のポジションは詰まっていて動きが取れない。
  • 組織内でのキャリアアップは順調。けれど自分が本当にやりたいことと噛み合っていない気がする。
  • 組織内の成長スピードが、自分のそれと比べて遅い気がする。
  • 知的欲求が仕事内容・組織内では満足できず、MBA(ビジネス学位)や資格取得を考えてしまう。

これらの判断チェックは「人が行動するきっかけとなる『動機』」のサイン。このような問題意識が自身の内側にあり、強まっていると感じる時、それは自分の成長欲求や知的欲求が高まっている証拠です。動機でいうところの内的動機、その源です。キャリアにとって重要なのは、自身の内的動機がきちんと発現しているかどうかなのです。

また、現代は経済成長も低く、大手企業すらも成長は鈍化しています。全ての企業が個々人に十分な成長機会を与えてはくれない時代になってしまいました。そして、組織というものは、その構造上、ポジションの絶対数が限られ、適材適所を徹底することは難しいものになっています。

終身雇用も成立しなくなってきた今の時代、個人のキャリアと組織の構造・仕組みを天秤にかけた時、ひとつの会社だけでキャリアを形成する考えはより難しくなってきており、また人材の流動化にも拍車がかかり、もはや「ひとつの会社で一生を」という時代は終わりつつあるのです。

だからこそ、転職のタイミングを逃すと、穏やかな成長では満足しないハイクラス人材にとって致命的なキャリアダメージを受けてしまうかもしれません。

転職の判断は、将来のキャリアにとって重要な分岐点となります。慎重かつ論理的に意思決定を下してください。

将来のキャリアを見据えた時、大事なのは自分が「どの時点で、どのような仕事をして、何を得ておくべきなのか」という長期的な視点を持つべきです。そのため、今現在働いている自分の現状把握をし、以下の点を見つめなおしてみてください。

  • 今、ここで何を得ているのか。
  • 将来的に求めるスキル、ポジションの獲得機会がここ(現職)にあるか?
  • ここで獲得できる可能性は具体的なものなのか。どのような前提が必要なのか。

これらのことを整理しておくと、転職のタイミングを判断する大切な鍵となります。