エグゼクティブのための転職最強マニュアル

エグゼクティブの転職事情

エグゼクティブ・高収入の求人や転職事情は、どのように状況になっているでしょうか。ここでは、求人が活況の業界や、活況だからこそ転職において気をつけておきたいポイントなどについて紹介していきましょう。

高年収な求人は増加傾向にある

エグゼクティブをはじめとした高収入の求人といっても、なかなか馴染みがないかもしれません。

一般社員の求人・転職数と比べると、絶対数が少ないのでそれも仕方ないでしょう。なにより、エグゼクティブの求人は非公開であることが多く、人目にはつきにくいのです。

実際のところはどうなのかといいますと、わたしたちの想像以上に高収入の求人・転職市場が活況を呈しており、日々、転職者の契約が成立しています。

以前はエグゼクティブの転職というとヘッドハンティングがほとんどで、「経営にかかわるような幹部を外部から採用したくない」という日本企業特有の閉鎖的思考もあいまり、高収入者が転職したくても希望にあった条件の転職先を見つけるのが困難でした。

ですが、ここ数年は一変してエグゼクティブは売り手市場へと変化しつつあります。その最大の理由は、エグゼクティブ向けの専門の転職サービスが飛躍的に増えてきたこと。

それまでは会社側の意向で動くヘッドハンターが転職業界の中心を担っていたものが、求職者側に立って動く転職サービスが中心に。転職サービスは求人を紹介してくれるだけでなく、求職者を企業へ売り込んでくれるため、より窓口が広がり、求人数も増えてきたのです。

業界ごとに傾向を見る

では、業界ごとに少し詳しくエグゼクティブ・高収入求人の傾向を見てみましょう。

■建設・不動産業界
ここ数年、堅調な業界で、2017年2月期も昨年同時期を上回る求職水準で推移。50歳代でも採用されるケースは珍しくなく、完全に売り手市場です。求人企業も多様で、選択肢が多いのも魅力となっています。

■教育・教育学習支援関係、人材サービス業界
人材派遣・紹介、アウトソーシングなども採用が活発で、ねらい目。なかでも医療・福祉分野を手がける会社は採用に積極的で、介護事業者への人材コンサルを担える営業職のニーズが高まっています。

■通信サービス、情報処理・SI・ソフトウェア業界
すべての業種において求人が活発。とくに金融関連はシステム関係者の採用ニーズが高く、より好条件の転職が期待できます。40歳代の経験者が採用される事例も増えてきており、年代を問わず転職有望。

■営業・販売
営業マネジメントを任せられる、30代~50代の需要が高い業界。なかでも地方の中都市でマネジメント経験豊富な人材を求める傾向が顕著で、Uターン、Iターンでの転職先としても期待大。 

活況になっているからこそ慎重に

このように、エグゼクティブ・高収入の転職市場は活況を呈しています。

その分、活発になっているのが、ヘッドハンターの動き。優秀なエグゼクティブが次々と自分で転職していってしまっては、ヘッドハンターとしては食い扶持を失うことになります。

基本的にヘッドハンターは数件から数十件の求人しか保有していないため、どうしても求人数で転職サービスには負けてしまうからです。

そこでヘッドハンターはエグゼクティブに対して売り込みをしかけくるのですが、ここで「よさそうな条件だったから」「ちょうど転職を考えていたから」と飛びついてしまわないこと。ヘッドハンターを利用することが悪い、といっているのではありません。よく考えずにヘッドンターにすすめられるがまま、転職を決めてしまうことが危険なのです。

転職市場が活性化するなか、紹介手数料を求めて多少無理をしてプッシュしてくるヘッドハンターがいないとも限りません。いわれるがままに転職を決めてしまい、のちのちトラブルになったり、後悔したりすることだけは避けたいところ。

かしこく転職を成功させるためには、気になる転職エージェントやサービスをきちんと比較し、自分の条件・ニーズに合致する求人を慎重に見つけ出すこと。あくまで自分本位の意志で転職先を探すことが、上手に転職するための秘けつだといえるでしょう。

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